日本茶輸出を始めた理由

こんにちは。エンパピリオ 代表の小野です。

今日は弊社が日本茶の輸出事業への取り組みを始めた理由についてお伝えしたいと思います。エンパピリオを設立したのは2015年。日本の中小企業の海外展開支援を行う会社としてスタートしました。折しも日本政府が農林水産物・食品の輸出額1兆円目標に向けた様々な取り組みを展開している頃で、行政機関や地域団体と連携し各地の中小企業の輸出の側面支援に携わる機会も増えてきました。そうした中、海外の展示会や商談会に同行するとたいてい日本茶も出展されていて、改めて日本茶が日本の食産業を支える重要なカテゴリーの1つであること、そして海外市場における日本茶のポテンシャルを強く感じました。個人的に日本茶が好きだったこともあり、日本茶の輸出拡大にもう少し深く関わっていきたいと感じ始め、埼玉、静岡、福岡、鹿児島など各地の茶生産者さんを訪問し輸出に関する取り組み状況や課題などを伺ってみました。そこで感じたのは

  • 日本市場における日本茶需要の縮小懸念から海外輸出に興味や意欲のある生産者さんは多い
  • しかしながら家族経営や小規模経営の生産者が多く、海外輸出に取り組む人的リソースの余裕が無い

といったことでした。当初は茶生産者さんの輸出を側面支援する形をイメージしていましたが、こうした小規模ながら質の良いお茶を作っている生産者さんのお茶を後世にも残していくためには側面支援だけでなく自身も主体的に輸出に関わっていかないと、という想いが強くなったのです。そしてそのためにはどういう形が良いか検討を重ねた結果、2019年、海外向けの日本茶ブランド『LILIKU TEA (リリクティー)』を立ち上げることを決めました。自社の商品を持つ、ということはとても手間とお金と時間がかかる作業の連続ですが、自社で実際にやってみて経験できる学びも数えきれないほどあります。

数多くの失敗や後悔(涙)、そして海外の消費者や茶事業者と関わる楽しさや喜びなど、様々なことをこのブログ内でお伝えしていきたいと思います。

 

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